お仕事の車はハイエースワゴン
ハイエースワゴンはその積載量の大きさ、馬力の強さ、取り回しのしやすさなどで1967年にデビュー指定から長年信頼され、愛されてきた車です。
車種としては、これほど地味なものはないでしょうが、これほどさまざまな用途に使用された車種もないでしょう。
多くの材料や道具を持って移動する必要のある建築業、造園業、電装業などの職人さんたちが愛用する車として、また配送や運送で使用する車として、はたまた少人数の送迎バスや大型タクシー、福祉使用のウェルネスキャブとしても、さまざまに用途を広げて使われています。
かつては、日本にアウトドアが普及しておらず、キャンピングカーはおろかSUVというカテゴリーの車さえありませんでした。
そんな時代には、アウトドア愛好者はハイエースワゴンを駆って日本中の海や山に出て行き、あるときはキャンピングカーとして、あるときは道なき道をゆくSUVとして乗り回してきたのです。
ハイエースワゴンは、価格としては若干高めでしたが、抜群の出力をもち、ちょっとやそっとの悪路ではびくともしない信頼性がありました。
ですから、整備されていない砂利道や山道でも進入することができ、いざとなればその中で眠ることのできる空間の広さが、キャンピングカー代わりの便利さをもたらしたのです。
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